みなさんこんにちは。陽です。
今回は新規で証券口座を開設しようと考えている人向けになります。
2024年からは新NISA制度が始まるため、今から準備をしていこうと思っている方も増えてきているようです。
これから投資を始めたいけど、証券口座がいくつかあってどこで開設すればいいかわからない!と悩んでいる方も多いと思います。
今回は、今特に人気になっているSBI証券と、最近クレカ積立の還元率引き上げを発表した楽天証券について比較していきたいと思います。それぞれの証券口座の特徴やメリットデメリットをまとめましたので、参考にしていただたら幸いです。
この記事のまとめ
・SBI証券のメリットは、クレカ積立により0.5%のポイント還元を受け取ることができる。さらにゴールドカードでは1%還元となる。
・デメリットは、SBI証券のHPがわかりにくく使いにくいことが挙げられるが、NISAは簡単積立アプリもあるため使いやすくなって来ている。
・楽天証券のメリットとしては、クレカ積立とキャッシュ積立を併用することで、ポイント還元が受けられる積立金額の上限が10万円になる。(SBI証券は5万円が上限)
また、楽天銀行と連携することで預金に対する金利が0.02%から0.1%にupする。
・楽天もSBIも保有している投資信託に対してポイント還元を受けられるが、楽天は一定金額に達した時1度のみのポイント還元のため、長期投資になると毎月還元を受けられるSBIの方が有利。
それぞれの証券会社の特徴を詳しく解説します。
ポイント還元比較
SBI証券の場合
クレカ積立を設定することで月5万円まで通常カードでは0.5%、三井住友ゴールドカード(NL)を利用していると1%のポイント還元を受ける事ができます。
月5万円を満額積立すると
通常カードで年間1,500ポイント
三井住友ゴールドカード(NL)で年間3,000ポイントの還元になります。
さらに、投資信託を保有していることで、金額に応じてポイント付与を受け取ることができます。
仮にeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を保有していた場合、保有金額に応じて0.042%のポイント付与を受けられるので、100万円分の投資信託を保有していると、毎年420ポイントをもらうことが出来ます。
例えば毎月5万円で年間60万円、これを5年間積立を継続した場合
クレカ積立で毎年1,500ポイント×5年=7,500ポイント(ゴールドカードの場合15,000ポイント)
投信保有で252+504+756+1,008+1,260=3,780ポイント
合計で11,280(ゴールドカードで18,780)ポイントの還元を受け取ることができます。
ゴールドカードを利用する場合、年会費5,500円を負担する必要があることは注意です。ただ年間100万円利用(100万円修行)を達成することで翌年以降は無料となるため、1年間で利用が達成できそうな見込みのある方は、還元率が倍になるゴールドカードを利用することを検討してもいいかと思います。
楽天銀行の場合
楽天キャッシュ積立を利用することで、SBI証券同様、0.5%の還元を受ける事ができます。
また、先日クレカ積立での還元率が引き上げられるというニュースがありました。通常カードでは0.5%、ゴールドカードでは0.75%、プレミアムカードでは1.0%(SBI証券のゴールドカード積立と同様)の還元となります。
プレミアムカードを利用すると、年会費が11,000円と高額になりますが、楽天市場にて年間55万円以上利用するという方は通常カードを利用するよりもお得になるので、検討する余地があるかと思います。
さらに、クレカ積立と楽天キャッシュ積立は併用することが可能で、合計10万円の投資金額に対してポイント還元を受けることができます。
楽天証券での投資信託保有金額に対するポイント付与は、一定残高達成時のみ進呈ポイントがあります。
月5万円で積立投資をする場合はSBI証券のゴールドカード積立の方がポイント還元は大きいですが、資金に余裕があり月10万円投資が可能だという方は、楽天証券の方が多くのポイントを獲得できます。
詳しいシミュレーションはこちらの記事をご覧ください。
【楽天ユーザー必見】楽天証券ポイント還元引上げ!クレカ積立で最大1%に!楽天キャッシュと併用も可能
銀行金利の比較
連携している銀行の金利においては、SBI証券の提携である住信SBIネット銀行は年0.001%(SBIハイブリット預金は0.01%)
楽天銀行は300万円以下は年0.10%、300万円を超えた部分は年0.04%の利息を受け取る事ができるため、楽天銀行の方に軍配が上がります。
ホームページの使いやすさ
現在人気が高いのはSBI証券ですが、SBI証券のホームページはどこに何があるか分かりにくく、使いにくいという声が多く上がっています。ただ最近は簡単積立アプリも出ているため、NISAの運用であればアプリで簡単に行うことも可能になってきました。
楽天銀行は操作性がよく、使いやすいという声がよく聞かれます。
結論
最終的にどちらを選ぶかは自身の生活状況に合わせて選んでいただく必要があります。
SBI証券のメリットとしては、三井住友ゴールドカード(NL)の利用でポイント還元を増やすことができます。しかしゴールドカードを利用するには年会費が発生したり年間100万円利用する必要がある点は注意です。
デメリットとしては、ホームページが見辛かったり、設定が面倒な点が挙げられます。口座を新規で開設する場合は、手間がかかるため敬遠してしまう要因の一つと言えるでしょう。
楽天銀行のメリットとしては、投資資金に余裕があり月10万円の投資が可能な場合はSBI証券より多くのポイント還元を受け取る事ができます。また、ホームページも使いやすく、新規口座開設はしやすいかなともいます。
デメリットとしては、楽天証券でのクレカ積立でSBIと同様の還元率を目指す場合、年会費11,000円のプレミアムカードを利用する必要があり、楽天市場で年間55万円以上利用しないとお得にならないため、普段楽天を利用しないひとにとってはマイナスになってしまう場合もあるため注意が必要です。
自分の生活を見直して、より有効な資産形成が可能な証券口座を選択しましょう!
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