【投資信託】S&P500って何?【初心者向け簡単解説】

投資

皆さんこんにちは。陽です。

前回、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)について解説しました。

今回は、比較されることの多いS&P500について簡単に解説していこうと思います。

S&P500とは?

S&P500とは、「Standard&Poor’s社」というアメリカの会社が定めた
アメリカの優良企業500社の株価指数のことです。

株価指数とは

株式市場全体の値動きを表す指標。
日本では「日経平均株価(日経225)」、「東証株価指数(TOPIX)」などをよく聞くかと思います。

投資家の人たちが、株式の相場を確認する為のものさしとして参考にしている数値
と覚えておきましょう。

S&P500はアメリカの代表的な優良企業500社を集めた指標となり、
この500社でアメリカ株式市場の約80%を含めていますので、アメリカ株式全体を測ることができる有用な指標となります。

全世界ではなく、アメリカに集中して投資したい
と考える方にとっては、このS&P500指数に連動した株式が人気でおすすめの投資先となっています。

S&P500について、押さえておきたいのは

①投資先  ②運用実績  ③投資銘柄
の3つかと思います。

S&P500の投資先

以下の表は、投資信託として人気のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の組入上位銘柄になります。(2022年10月31日時点)

引用:SBI証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

上位の投資先はオルカンと変わりありませんが米国に集中していますので、比率を比較すると
例えばAPPLEはオルカンの場合4.5%でしたが、S&P500は7.0%取り入れられているため
仮に10万円分をどちらかに投資した場合、オルカンではAPPLE株を4500円分、S&P500では7000円分投資したことになるというわけです。

この投資先の比率はオルカンと同様、時価総額加重平均によって計算されて決められています。

S&P500の運用実績

引用:SBI証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

上のグラフも、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)より引用しています。

2018年7月の基準価格を10,000円として2022年間10月31日時点で20,000円と、右肩上がりになっています。投資銘柄を見ても、GAFAMに名を連ねるAPPLEやGoogle、またテスラなどの有名企業が並んでおり、将来有望と言えるでしょう。

ここでももちろん注意ですが、未来のことは誰にもわかりません。
私はまだまだハイテク企業は伸びると思っていますが、絶対ではありませんので、最終的な判断は個人となります。誰が何を勧めても最後には自己責任となることをしっかりと覚えておきましょう。

S&P500に連動した投資信託

最後に、S&P500の指数に連動している主な投資信託について紹介したいと思います。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

まずはこちら。資料としても引用しましたが、現在SBI証券の積立NISAの販売ランキングは全世界株式に次いで3位となっており、オルカン同様人気の高い商品となっています。

信託報酬も以下の通りとなっており、年0.0968%と非常に安い手数料で購入することができます。

引用:SBI証券

積立NISAで1年間運用しても、390円程度で済む計算になります。

SBI・V・S&P500

こちらはSBI証券での積立NISA販売ランキング1位となっており、今非常に注目を集めている投資信託です。

手数料はこちら。

実質負担は0.0938%とeMAXIS Slimとほぼ変わりないですね。

SBI・VはSBI証券以外での取り扱いがなく、現在SBII証券が三井住友と提携を強めるなど証券口座としても注目されています。

まとめ

では、最後にまとめです。

・S&P500は、Standard&Poor’s社が定めたアメリカの優良企業500社の株価指数

・S&P500の組入銘柄は、APPLEやAmazonなどのGAFAMに名を連ねる有名企業が上位を占めており、これはオルカンも同様だが、アメリカのみの指標であるため組入割合が多い。

・運用実績は右肩あがりとなっており、投資先としてとても人気が高い。

・S&P500に連動した投資信託として、「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「SBI・V・S&P500」がある。

以上となります。
S&P500もオルカン同様人気の高い商品ですが、中身をしっかり把握して、どういうものを所有しているのか、理解しておきましょう。

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